「テキッとやって、パキッと帰ろうぜ」
「修斗くん…」
「はいよ、ホウキ」
「ありがとう」
そうか。
修斗くんがいるのか。
先程まで落ちていたヤル気が、どんどん上がってきた。
ワタシって、なんて単純な女なのだろう。
「とりあえず、葉っぱとか流すか」
「うん。
ホース持ってくる」
「おう」
ワタシは、一旦、その場からいなくなりたかった。
外にいて、空気はたくさんあるのにも関わらず、息が苦しくて苦しくて、涙が出そうだった。
どうして、ちゃんと息が出来ないのだろう。
まるで、息の仕方を忘れてしまったように。
「はぁはぁ」
なんだろう。
これは、本当にワタシなの?
水溜まりに映ったワタシは、ワタシではないようだった。


