「話しって何?」
「こんなところに呼び出してごめんね」
放課後の屋上に2人の姿はあった。
「あの…、ワタシ…、海太くんのことが…」
「ちょっと待って」
「え?」
「俺、笹本のこと、好きだよ」
「…………え、嘘…」
「嘘じゃない。つーか、嘘ついてどうすんの」
海太くんはハハッと笑った。
「え、でも…」
「でも?」
「ワタシが伝えたかった…」
「うん。伝えて?」
「ワタシも…海太くんのこと、好き。
…大好き」
「うん。ありがとう」
「ワタシと付き合ってください!!」
「うん」
「本当に、本当?」
「うん、本当」
「ワタシ、わがまま言っちゃうかもしれないよ?」
「大丈夫」
「ワタシには、大切な大切な親友がいる。
海太くんより、その子を優先しちゃうこともあるかもしれないよ?」
「大丈夫。
親友のことを大切に出来るって良いことだと思うよ。
俺は、どんな笹本のことも受け止める。
世界で1番、幸せにしてみせる」
「ありがとう、…ありがとう」
その日の夜、愛羅から報告の電話があった。


