「千菜、お昼食べよう??」
「あ、屋上に来てだって」
「了解ー」
ワタシたちは、屋上へ向かった。
でも、初めて行く場所だったから、迷って、少し遅れてしまった。
「あ、来た」
修斗くんの周りには、たくさんの男の子がいた。
たくさんと言っても、3人だが。
この時のワタシにとって、3人というのは大人数なのだ。
「愛羅…、ワタシ、大人数苦手かも…」
「大丈夫。ワタシが千菜のこと、守るから」
「うん…」
守るって…。
でも、本当に守ってもらいたいと思った。
怖いという感情も、ほんの少しだけあったが、それよりも、緊張という感情でいっぱいだった。
「こっちこっち」
修斗が手招きをしてくれたので、ワタシは修斗くんの横に、ちょこんと座った。
横に視線をずらすと、修斗くんが上下にコクンコクンと頭を振っていた。
その仕草が、どういう意味を持つのか、さっぱり分からなかった。
でも、愛羅には分かったみたいで、修斗くんの仕草を見ながら、クスクス笑っていた。


