「亮二は確かに俺が引き抜いて、誰よりも目をかけてやった。でもここまで俺の地位をおびやかす存在になるとは、思いもしなかったぜ。運良く総長の目に留まるとはな。
よく尽くしてくれたが、俺の上に立つことだけは勘弁できねぇ。じっと俺の下で言うこと聞いてりゃよかったのによ」
林は煙草を灰皿に押し付けると、真梨子を押し倒した。
「とんでもなく才能のある男をスカウトしちゃったわけね、あなたは」
「才能?亮二はただ運がよかっただけだ」
「運も実力のうちって言うじゃない」
「違う、運は運だ」
「それよりねぇ、うまくいったあかつきには…覚えてるわよね」
「ああ、金だろ」
「そうよ」
「これからあの女の旦那に取り入るのかよ」
「ふふっ、博子が死んだらね」
「死ぬと思うか?」
「大丈夫よ。新明亮二を失って生きていけるほど強くないわよ、あの子は。それはもう彼のことが好きで好きで仕方なかったんだから」
真梨子の顔を男は両手で包んだ。
「ねぇ、ああいう『か弱い女』が男はみんな好きなの?あなたもやっぱりそう?守りたくなっちゃう?」
「男にしてみりゃあ、あの女は地味だがなぜか全てを捧げたくなるような雰囲気があるのは確かだ。亮二の気持ちもわからんでもないな」
「…なによ!あなたまで。男ってバカな生き物よね」
「俺はおまえみたいな勝気な女も、好きだぜ」
「いいわよ、今さら!本当に腹が立つ、あの女、昔から…!」
「よせよ、もう終わったことだろ」
「あのね、女の恨みには時効はないのよ。ねぇ、まだ博子が死んだって連絡ない?」
「よく動く口だな。抱かれる時くらい、静かにしろよ」
そう言うと、林は赤いルージュで濡れた唇を貪った。
「…もぅ…元気ね…女に飢えてるわけでもないのに…」
真梨子も目を閉じてそれに応える。
よく尽くしてくれたが、俺の上に立つことだけは勘弁できねぇ。じっと俺の下で言うこと聞いてりゃよかったのによ」
林は煙草を灰皿に押し付けると、真梨子を押し倒した。
「とんでもなく才能のある男をスカウトしちゃったわけね、あなたは」
「才能?亮二はただ運がよかっただけだ」
「運も実力のうちって言うじゃない」
「違う、運は運だ」
「それよりねぇ、うまくいったあかつきには…覚えてるわよね」
「ああ、金だろ」
「そうよ」
「これからあの女の旦那に取り入るのかよ」
「ふふっ、博子が死んだらね」
「死ぬと思うか?」
「大丈夫よ。新明亮二を失って生きていけるほど強くないわよ、あの子は。それはもう彼のことが好きで好きで仕方なかったんだから」
真梨子の顔を男は両手で包んだ。
「ねぇ、ああいう『か弱い女』が男はみんな好きなの?あなたもやっぱりそう?守りたくなっちゃう?」
「男にしてみりゃあ、あの女は地味だがなぜか全てを捧げたくなるような雰囲気があるのは確かだ。亮二の気持ちもわからんでもないな」
「…なによ!あなたまで。男ってバカな生き物よね」
「俺はおまえみたいな勝気な女も、好きだぜ」
「いいわよ、今さら!本当に腹が立つ、あの女、昔から…!」
「よせよ、もう終わったことだろ」
「あのね、女の恨みには時効はないのよ。ねぇ、まだ博子が死んだって連絡ない?」
「よく動く口だな。抱かれる時くらい、静かにしろよ」
そう言うと、林は赤いルージュで濡れた唇を貪った。
「…もぅ…元気ね…女に飢えてるわけでもないのに…」
真梨子も目を閉じてそれに応える。


