チュッ! とあたしの唇が音を立てた。 それは不意打ちのキス。 突然の出来事に瞬きを繰り返すあたしに、ハルは言う。 「今のは3度目のキスです。 初めては、サクラさんの部屋に泊まった朝に。次はサクラさんの誕生日に。 あんなことって言ったのは、寝てる間に唇を奪ったことです。 でもオレ、今はもう後悔してませんから」 なんて、らしくなく飄々としてみせて。 そして、そのまま柔らかなベッドに押し倒されたんだ。