「小柴さん…」 電話を掛け終えた先生がいつになく真剣な表情で、メガネを更にキランと光らせる。 …イヤな予感がプンプンする。 「どうだった?」 「うん…。残念ながら男子寮に部屋があったわ」 …やっぱり。 イヤな予感は見事に当たってしまった。 「さらに残念な事に――」 え!? まだ何かあるの!? 先生はイスに座りながら立っているあたしの肩をポンポンと叩いた。 そして目をそらされた。 「女子寮、すでに満室らしいわ」 「ウソ!?」