目が覚めて、時計を見た。 …ん? …んん? 時計の針がちょうど仲良く重なっている。 ―――針が指すのは12の数字。 「ヤッバイ!!寝坊した!!」 寝過ぎた! 12時はない! どうしよう! 大地さんにおはようって言いたかったのに! 絶対家にいないよ! てかもう“おはよう”の時間じゃないし! あたしは超特急で着替えてリビングに向かった。