「今大丈夫?」 陽くんはドアの所から訊いてくる。 「あ、うん。大丈夫。何?」 「親父に家ん中案内しろって頼まれたから」 「え、いいのに!」 そんなの自分で探索するから大丈夫だよ! それより陽くん、さっき帽子探してたって事は出掛けるんじゃないの? 「いや、案内するよ」 「でも陽くんは今大丈夫なの?」 「え?」 陽くんはキョトンとした。 「あれ?出掛けないの?」 「え?何で?」 「だって、さっき帽子…」 違うの?