学校で貰った入寮の為の資料を片手にあたしは立ち尽くした。 資料をいくら穴があく程見たってここで間違いない。 「…ウソでしょ?」 あたしが手に持つ資料によると、あたしの部屋はこの中にある。 いやいや待ってよ。 男子寮って。 そんな筈ないよ。 そうやってあたふたしていると、寮の入り口から1人の男子生徒が出てきた。 ――あたし、あの人知ってる。