理事長は突然フッと立ち上がり、あたしの前まで来て笑顔を作った。 目の前の理事長はやっぱり足が長かった。 モデル体型ってこの事を言うんだろうな。 そんなに近い距離にいる訳でもないのに、あたしの視線は自然と上がる。 理事長をこんなにも近くで見たのは初めてで、緊張した。 渋い色気って言うんだろうか。 あたしは決しておじさん好きではないけれど、ちょっとだけときめいた。 「小柴さんでしたっけ?」 「あ、はい!」 「うちに来ますか?」 「…はい?」