うわ……。 怪しい。 私に声を掛けた人は、 全身黒の、 水晶玉を持った女の人だった。 「貴女…、貴女の将来を占って差し上げましょう!!」 『結構です。』 てか、周りからの視線がイタいんですけど。 私が急いでその場を離れようと歩くと、 「貴女今日、フラれたでしょう。」 バッと振り返ってしまった。