だけど、世の中そんなに甘くはなくて…。 「ん…やっ………嫌ッ!!!」 ガリッ― 「いって…。」 唇の端を、友愛に噛まれてしまった。 「…なんなのよ。」 ポツリ、と友愛が小さく呟いた。 「なんなのよ! 恵摘は一体、ナニがしたいのよ! ただあたしで遊んでるんでしょ? 幼馴染みをからかってるだけなんでしょ!? なんでそんな恵摘に、こんな無理矢理なキス、されなきゃならないのよ!!?」