毎日目標がなかったあたし。 この場所で、先輩やタメや後輩から、ヤル気と元気をもらえる。 みんなの『青春の』汗は、あたし自身を見つめ直す時間と、次の一歩への道しるべをくれる。 「ゆぅーあセーンパイッ♪」 …と、ここまでカッコよく進んできたわけだけど、最近、ある問題が発生した。 「チビ、帰りなさい?」 「えー!?僕部員だよー?」 基村恵摘。 中途半端にも、5月半ばに入部してきた、160㌢あるかないかのチビ。