よし!

文句言ってやる。


私はそう決意し、気付けば私しか残っていない放課後の教室を、後にした。


向かう先は生徒会室だ。

もしそこに西条先輩がいなかったら、森君に連絡してみよう。


私からも西条先輩に連絡した事はなかった。

たぶん西条先輩は忙しい人だと思うから、遠慮していたのだ。


でも、もう限界。遠慮なんかしないんだから!


私は廊下をズンズンって感じで歩いて行ったけど、いざ生徒会室の前まで行くと、怖じけづいてしまった。


そう言えば、そろそろ生徒会の改選時期じゃなかった?


それで会長の西条先輩は忙しいのかも……