私はキッチンに行き、冷蔵庫からBBQの材料を取り出した。



「倉木さん、木炭お願いします」



「はいよー」



「梢はこれ」



「はぁい」



小春と兄貴はもう放置する事にした。

テレビ放映が終わったと思えば、パソコンで見てるんだもん。

ついて行ける筈がない。



「憂愛、もう気持ち悪くないんか?」



「う、うん;;」



…ダメだ;;

見れない。

顔を見た瞬間に、恥ずかしくて赤くなる。



「憂愛、真っ赤やで?」



「誰のせいですか…;;」



…もう。

ここまで来たら悪魔だ。