私は気にせず紀斗さんにたこ焼きを一つ差し出せば、パクっと食べる。



「美味しい?」



「俺が焼いた方が美味いで」



「今度、食べたい」



「任せろや」



本場仕込みのたこ焼きが食べれるなんて最高。

たこ焼きは好きで、よくコンビニやお店で買ってしまうほど。



「じゃあ、家でやりましょうよ。
また泊まってって下さい」



…――っ;;

兄貴の一言で、自分の失態を思い出した。

痛みで気絶してしまった事を…。

穴があったら入ってしまいたい。