《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

「あ……ううん、何でもない」



「何でもないって、急に
電池切れたかと思ったぜ?」



「電池って何よ。
つまんないこと言わないで。

それより――前の授業、
現国だったんだ?」



思い切って尋ねると、
将輝は一瞬キョトンとした。



でもあたしが黒板を見てた
ことはわかってるみたいで、
すぐに将輝も視線を黒板に
移して、



「あぁ、そうだけど。

それがどーかしたか?」



「どうってほどのことじゃ
ないけど……。

――あのさ。久住先生って、
どんな先生なの?」


_