《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

「穂乃花……どうして……!」



濡れた声と透き通った滴が
同時にこぼれ、ノートの
上に落ちた。



「どうして、一人で行って
しまったんだ……!

愛するからこそ死ぬなんて、
悲しすぎるじゃないか。

みんな、もっと君と
いたかったよ。

オレだって、もっと君と
生きたかったのに――…!」



なりふり構わぬ、先生の
魂からの叫びだった。



そしてそれは同時に、
あたしの想いでもあって――


気づくとあたしもいつの
間にか、ハラハラと熱い
涙をこぼしていた。


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