《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

それが……残されたあたしが
お姉ちゃんにできる、
一番の恩返しなのかも
しれないから――…。



「久住先生………っ!」




ゴメンねお姉ちゃん。


やっぱりあたしは、先生が好き。



だからあたしは、精一杯
自分の想いをつらぬく。

それが天国のお姉ちゃんに、
どう思われることになっても。




でもこれは、裏切りじゃない。



お姉ちゃんがあの楽譜を
残してくれたから。



お姉ちゃんも好きだった
久住先生が、あたしに
たくさんの勇気をくれたから。


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