《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

     * * *



「………コンクール?」



突然の提案に、あたしは
思わずカン高い声をあげて
しまった。



だけど久住先生は、少しも
気にする様子なくニコッと
微笑んで、



「そう。

どうせ始めるなら、何か
目標があった方が楽しいだろう?

コンクールといっても
小さなものだし、手始め
にはちょうどいいんじゃ
ないかと思って」



「目標―――…」





――――放課後。


また音楽室でひっそりと
落ち合ったあたしに、久住
先生はピアノコンクールに
出場しないかって言って
きたんだ。


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