《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

フワリと微笑んでそう
伝えると、将輝は驚きで
これ以上ないってくらいに
目を丸くする。



「なんて顔してんのよ。

素直にお礼言ったのに」



「あ……い、いや………」



完全にパニクってしまった
のか、もはや将輝の口からは
ろくに言葉も出ないみたいだ。



あたしは思わずププッと
噴き出しながら、



「アンタらしくないわよ。

――ホラ! 顔見て安心
できたんだったら、さっさと
自分の教室戻れば!」



そう言って、将輝の広い
背中を、バンッと思いっきり
叩いた――…。





     * * *


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