《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

「ちっ、違っ―――オレは
ただ――…!!」



「もー、だから
わめかないでってば!

もういいよ、将輝」



あたしは顔を真っ赤にして
怒鳴ってる、将輝の右腕を
掴んだ。



ギョッとして振り返る
将輝に、あたしは苦笑を
浮かべて、



「……わかってるよ。

心配してくれたんでしょ」



「………! か、花琳………」



「――ちゃんとわかってる。

それに、あたしは大丈夫だから」



優しいくせに不器用な、
将輝なりの気遣い。



昔馴染みの将輝は、
もちろんお姉ちゃんの
ことを全部知ってる。


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