《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

「お姉ちゃんの……バカ……!!」



壊れた人形のように同じ
叫びを繰り返すあたしの
肩に、そっと温かなものが
触れる。



……苑子さんがあたしの
肩に手を置いて、優しく
笑っていた。


――涙で濡れた、クシャ
クシャの泣き笑いだったけど。



「……そうね。私もそう思うわ。

どんな理由であれ、自ら
死を選ぶなんて絶対に
間違ってると思う」



「そ……のこさん……」



「……でもね。

この日記を読み終わった
時、私、少しだけ思って
しまったのよ。

穂乃花は変わってしまった
わけじゃなかった。

それだけは、よかった……って」


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