《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

「う………っっ」



もう、拭っても拭っても
熱い滴があふれてきて、
視界もぼやけてる。



それでも、一生懸命
その文字を目で追った。



ただお姉ちゃんの心に
近づきたい――それだけだった。



やがて汗や涙でゴワゴワに
なった、最後のページに
たどり着く。



そこに書かれてた文章――
いや、メッセージは――…。




《ゴメンね、お父さん、
お母さん、花琳。

そして苑子。

そしてそれ以外にも――
今まであたしを愛して
支えてくれた、全ての人……》


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