《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

《この先、あたし達家族は
どうなるんだろう。

あたしの体の右半分は、
もう一生動かない。

車椅子で生活するのは
慣れれば簡単かもしれない
けど、もう二度と、
ピアノは弾けない。

お父さんもお母さんも、
あんなに期待してくれてた
のに……》



4歳からピアノを始めた
お姉ちゃんは、天才的な
才能を開花させ、色んな
コンクールを史上最年少で
総なめにした。



将来は天才ピアニストと
言われる人物になるに
違いないと誰もが言い、
また、お姉ちゃん自身も
それを夢見ていた。


_