《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

……あたしは、できるの?



お姉ちゃんの心を、
受け止めることが。



(お姉ちゃん………!)





『大丈夫だよ。

如月は、弱くなんかない』




ふいに、いつかの久住
先生の声が耳によみがえった。



文化祭の日――あのキラ
キラした部屋で、先生が
あたしにくれた言葉だ。




―――そっか。

こういうことだったんだ。



先生は約束どおり、あたしの
手助けをしてくれたんだね。



先生がくれた、
優しい言葉、優しい音。



そういうのは全部――

あたしの中に“勇気のカケラ”
となって、残ってるんだ。


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