《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

「えっ――――!?」



思いがけない言葉に、
あたしは弾かれたように
顔をあげる。



「読んだんですか!?

最後までっ!?」



裏返る声で叫ぶあたしに、
苑子さんはしっかりと頷いて、



「ええ。――本当に、初めて。

そして最後まで読んだから、
私はこれをここに持って
来たのよ」



「ど……いうこと……?」



心臓が、バクバクと壊れ
そうなほど激しく鳴いてる。



真相を知りたい。

……でも、怖い。



相反する感情のせめぎ
合いで、体も真っ二つに
なってしまうんじゃない
かって思った。


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