《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

もはやあたしは冷静ぶる
こともできず、テーブルを
叩きそうな勢いで苑子
さんに詰め寄る。



だけど苑子さんは取り乱す
こともなく、そっと足元に
手をやった。



バッグを探り、彼女が
取り出した物は――…。



「―――ノート……?」



テーブルに置かれたそれは、
なんの変哲もないただの
大学ノート。



所々よれて全体的に
膨らんでて、何だかすごく
使い込まれてるみたいだ
けれど……。



「――穂乃花の日記よ。

亡くなる直前に、病院から
投函したんだと思う。

彼女が亡くなった数日後に、
私の家に届いたの」


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