《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

って、またかぶせてきますか。



ホントにもう――なんか
ちょっと、先生のイメージ
変わるよ。



温厚で朴とつ。



将輝だって、そんなふうに
言ってたのに。




ピアノの音色が響くこの
空間で、少しずつ、あたしの
知らなかった先生が見えてくる。



その感覚を、心のどこかで
“嬉しい”と感じていることを。



新たなメロディーに思いを
はせながら、あたしは
たしかに、気づいてたんだ――。





     * * *


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