《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜

(――って、だから
どうしたっていうのよ。

本気で歳の差考えて
どうすんの……!)



どんどん沸いてくる自分
らしくない思考に、また
自分で戸惑って。



あたしは考えを振り払う
ように、早口で言った。



「それじゃ、“花のワルツ”
を弾いて下さいっ」



言ってからすぐ『しまった』
と思う。



だけどそんなのは知る
よしもない先生は、
嬉しそうに目を丸くして、



「――“くるみ割り人形”か。
いいね。

それじゃリクエストに
お応えしましょう、レディ」


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