私は部屋まで走ってもどってきた。

ああ、どうしたらわかってくれるの?
涙がこぼれる。

そしてもし傍に刹那がいてくれたらなって考える。

だめな私。

こんな弱気じゃ真珠さんの思いをみつけられない。

だけどやっぱり一人は心細いよ。

「泣かないで?」

「え?」

声を掛けられて思わず後ろを振り向く。

「っ桜・・・何故?」

「あなたを守護しにきたのよ?」

「え?」

「私の選んだ聖なる乙女よ。どうか泣かないで?私は刹那と話し合ってここにきたのよ。」

そういって優しく微笑む桜。

「刹那に・・・?」

「ええ。刹那がもう時期こちらにくるわ。それまでの間私が貴方を守護するわ。」

「どうして・・・?」

どうして刹那がこちらにくるの?

頭がついていかない。