「これは・・・・」

「私の霊力でできた指輪よ。さあ。真珠さんにつけてあげて?」

「っああ。本当にありがとう・・・」

真珠さんの指に指輪をはめる。

“瑠璃・・・本当にありがとう。”

真珠さんの瞳から涙があふれてくる。

「いいえ。これからもお幸せにね?」

“ええ”

「さあ。君たちをもとの世界へ送ろう。」

「ありがとう。」

“瑠璃。また逢いましょうね?”

「もちろんよ!約束ね?」

“うんっ”

「本当にありがとう。今度は客人としてきちんと招待させてもらうよ。元気でな。」

「泉里も元気でね」

「ああ」

こうして私たちは神社に戻ってきた。