クラスの女子は、一瞬不思議そうな顔をしたが、すぐに違う話を始めた。 私は、周りを見渡して、自分の席に行った。 机の上に赤色のハチマキがあった。 私は、それを頭まで持っていき、巻こうと思ったとき、腕をつかまれた。 「麗ちゃんは、ちょっとハチマキやるのストップ。」 美幸だった。 「何言ってんの?ハチマキしないと、開会式出れないじゃん。」 美幸は、ピンとくしを手にして、ニコッと笑った。 「ちょっと、一階のトイレまで行こう。」 一階のトイレは、ほとんど誰も使わない。 何を一体やるのだろうか。