すると視線を感じた



顔をあげて視線のほうに目を向けると藤堂さんがこっちをみていた


そして目が合った


そのまま目をそらすことなく見つめあっていた



そのことに気づいた4人も私たちを見ていた






どのくらい時間が経ったのかわからないけど藤堂さんが

「フッ」

と笑った


私は
『藤堂さん、どうしたんすか?』

と聞くと

「名前で呼べ

あと敬語じゃなくていい」



といわれた

私はうなずいた


そしてもう一度奏雅をみると

「お前気に入った」


といわれた