レンが22歳になって、公園から手をつないで部屋に戻って。

ソファに腰掛けたレンは言った。


「ところでさ、ナナの誕生日っていつ?」


わたしはもちろん…「わかんない」って応えるしかなくて、

「レンと一緒でいい」と言いかけたときに、先にレンが言ってくれた。


「じゃ、オレと同じ日でいいな」

「うん」

「で、何歳?」

「…たぶん、18か…製造年を考えて…19…」


わたしが、もにょもにょしてたら、レンは不思議そうな、また呆れたような顔をして言った。


「じゃ、19歳にしとくか。あと1年で、一応大人になれるしな」


……というわけで、わたしは19歳になって。


でもやっぱり…未成年。

お酒も、まだ無理…か。



お世話になります…レン。