捜査状況は麗美姉ちゃんから聞いているだろう。
確認作業だったのかもしれない。
「ありがとうございました」
達郎兄ちゃんは携帯を婦長さんに返した。
そしてそのまま立ち上がる。
そこで達郎兄ちゃんの動きが止まった。
「?」
あたしが顔をのぞき込むと、達郎兄ちゃんはある一点に目をとめていた。
それは婦長さんの机の上だった。
そこには1冊の本。
「面白そうな本を読んでいますね」
達郎兄ちゃんは笑顔で言った。
「ちょっと見せてもらっていいですか」
婦長さんの返事を待たずに、本を手に取る達郎兄ちゃん。
本のタイトルは【投資家のための企業選び】。
「今度大学で経済のレポートの提出があるんです。参考に借りていいですか」
なんで文学科の達郎兄ちゃんが、経済のレポート書くんだろ?
てか達郎兄ちゃん投資とかに興味ある人だっけ?
おまけにずいぶん強引な借り方だし。
確認作業だったのかもしれない。
「ありがとうございました」
達郎兄ちゃんは携帯を婦長さんに返した。
そしてそのまま立ち上がる。
そこで達郎兄ちゃんの動きが止まった。
「?」
あたしが顔をのぞき込むと、達郎兄ちゃんはある一点に目をとめていた。
それは婦長さんの机の上だった。
そこには1冊の本。
「面白そうな本を読んでいますね」
達郎兄ちゃんは笑顔で言った。
「ちょっと見せてもらっていいですか」
婦長さんの返事を待たずに、本を手に取る達郎兄ちゃん。
本のタイトルは【投資家のための企業選び】。
「今度大学で経済のレポートの提出があるんです。参考に借りていいですか」
なんで文学科の達郎兄ちゃんが、経済のレポート書くんだろ?
てか達郎兄ちゃん投資とかに興味ある人だっけ?
おまけにずいぶん強引な借り方だし。


