しばらくそんな言い合いを繰り返しているとHR開始のチャイムが鳴った。 雅希が言うには、俺が風邪を引いたことはすでに連絡しといてくれたらしい。あと、自分が付き添いで看病をすることも。 ……部屋に異様な雰囲気が漂う。 「さぁーて。じゃあお待ちかねの風邪プレイを始めようか、遥斗くん!」 やっぱり…。 雅希がニッコニコしてそう言った。ウザいほどニッコニコして。 「…あのさ、俺一応病人なんだから少しは自重しろよ?」 念のため注意しておく。まぁ、さすがに病人相手には雅希でも自重すると思うけど。