本当にいなくなったかドアを開けて確認してみると、キッチンの方から物音が聞こえてきた。 どうやら料理を作っているらしい。 「ふぅー…」 俺は浴槽の中でため息をついた。 そして、雅希が言った言葉を思い出す。 ……。 …なんだよ、浴槽エッチって。 「ホント何考えてんだアイツは…。 ――ん?」 ふと手を頬に当てると顔が熱くなってることに気付いた。 …いやいやいや、ないだろ。