……だけど、 「………」 「はーるーとぉー! そうやって俺を欲情させようとしてるんだろ?欲情させようプレイはいけないよ! だって…すでに、欲情してるから!」 「ンなこと知るかっ!とっととどっか行きやがれ!」 俺が体や頭を洗っている中、雅希は曇りガラスに顔を付けて必死に俺の裸を見ようとしていた。 余りにも恐ろしすぎてつい泣きそうになったのは…うん、きっと気のせいだ。 ――その20分後、雅希を無視してずっと無言でいたらようやく諦めて洗面所から出て行った。