手に取ってみると新しい制服。しかも何故か男子用。
はて、これは一体どういうことなのかな…?僕は曲がりなりにも列記とした可愛くてか弱い女の子。例え、強盗に合って頭部に銃が当てられ人質となり、見事銃持ちの相手を打ちのめしたとしても、僕は胸を張って言える。か弱い女の子だ、と。
そんな僕が何故、男物を着るのだ?
んー、と首を捻っているとまだ袋の中に何かあることに気付いた。
『なんじゃこりゃ。』
おお、あまりの驚きと呆れが声に出た。
まさかとは思うけど…マイマザー、僕にその辺のあなたの変な趣味をよもや押し付けようとしてるのではあるまいな。娘に。
と、考えてしまうや否や、携帯をまた取り、変態趣味な我が母へと電話をかけた。
……が、
[お掛けになった電話は現在、電波が届かない場所に居られるか、電源が入っていないため、かかりません。]
…きっと電源切ったんだろう。
無視か、無視なのか。面倒事ばっか残していきやがって。
つい文句を溢していた。まあ、仕方ないよね。日頃の行いが悪いのはあの人なんだし。

