『ていうか何!あの隠し部屋!!』
[面白いでしょー? 実はね、一つじゃなくて二つ部屋買ったのよ。それでねー壁ぶち抜いて色んな装置でそこを隠してるの。 面白かったでしょ?現代版カラクリ屋敷。 あ、ついでに後いくつかあるから楽しんでねー。 じゃ、バイバーイ!]
『あっちょ、待っ[ブツップープープー]
て。
『話はまだ終わって、ない…。』
プー、プー、プー
耳から流れる一定の音。それは終わりを告げる悲しい音。
何で話を聞かないかな。もうちょっと人の話聞こうよ。
はあー、と長いため息を吐いた後、耳から携帯を離す。
『何か、疲れた。 …ん?』
携帯をテーブルの上に置くと、何かがあることに気付いた。
しゃがんで茶色の紙袋を拾い上げ、それをテーブルに置いた。中を開けてみると、紙と制服?らしき物が入っていた。紙を取って読み始める。
『何々?……………は?なに、何ですかこれは。』
その紙にはこう書いてあった。
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ミオへ
簡潔に言います。
明日、その街に近い学校に転校しちゃいなさい。
追伸.
そこ不良校だから気をつけて♪
可愛い女の子のミオが行ったら襲われちゃうかもね☆
だから用意してあるのちゃんとしてね。そうしないと…ホントに危ないから!!
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……追伸の方が長いってどういう…。それに簡潔に言い過ぎだし。いやそれよりも襲われるって、不良校にその可愛い娘を……って、転校!!?は?ないない!!学校行くためにここに引っ越して来たんじゃないし。
……でももう決定事項なんだろうね。
袋の中を見てそう思う。

