「ねぇねぇ、奏ちゃん。あの人? ……達は?」 「あ、俺もずっと気になってた!」 沖田さん、平助……人が……人じゃないけども! せっかく、見ない、聞かない、言わないを通してるっていうのに。 ……気付かせるかなぁ!? 後で覚えてろよ! そして何よりあなた方、なんでこんなとこでのんびり食事とってんですかーっ! 今回なりをひそめていた、奏の暴言ぶりはやはり健在である。 「奏、紹介を……」 ミエは奏に丸投げした。 というか逃げた。