「ぶ、無事でしたか!?由美子さん
(゜〇゜;)」

ただ一人、教室に立ち尽くす由美子は、その省吾の問いかけに対しては何も応えず、ただこちらを見ろと言わんばかりに視線を床に向けた。

「あ…醍醐の奴、うつ伏せにのびちゃってる!」

「…そ、その手にあるのは中和剤!ああ、沙織さんに使う予定だった余りですね。

それでは自力で…

よ、良かった。し、心配しましたよ由美子さん。手遅れにならずに済んで…」

「…心配、してくれたんだ。幼なじみだもんね。」

「お、幼なじみだからと言う訳ではなく…」

「えっ!?」

「…今まで何かと迷惑やつらい思いをさせて来て、すみませんでした。

智子さんから聞きました。由美子さんの僕に対しての想い、色々と…」

「智子!?」

「あ、あはは、ゴメン!
f(∇≦;)」

「み、宮本さんへの気持ちが整理されているかと言えば、正直まだまだ…

ただ、一つ言える事は…僕に対しての、由美子さんの想い全て…


…素直に、嬉しいです。
f(* м;)」