「そ、そうですね。さもないとこの教室が…」

その時突然、化学同好会の教室の扉が開いた。

「…まだ残ってたんか?早よ帰りなさいよ、あんたら。」

「ふ、風紀委員長!」

「えっ?沙織さんですか、この方?

前より雰囲気、ずいぶんと変わってないでしょうか!?
(゜∇゜;)」

「…女が愛しの殿方に愛されるんやったら、やっぱ全くの素もマズいさかいなあ。」

省吾は焦った。いつもの沙織なら、おさげに渦巻き眼鏡、素っぴんで、スカートは膝下10㎝、のはずが…

「風紀委員長!その為にアンタ、おさげをほどき、コンタクトレンズに変え、メイクをして、スカートは膝上10㎝…

ま、まだそれは良いとして、自分の恋愛を成就させる為に、校則を変えまくると言うのは、いかがなものか?」

「由美子さん、やったかなアンタ?確かに、その為に校則を高速に変えて、ついてこれんちゅうのは分かるけど…って、ぷっ!くくくっ…」

「えっ?
(・_・;)(・_・;)」

「えっ?や、ないよアンタら!もしかして今の、分からんかったんか?」