「大丈夫よ、それについては、すでに省吾が中和剤を作ってあるから。今は省吾が持ち歩いているから、ここには無いけれど…


…すぐに省吾に電話して、持ってこさせるから。」

早速、省吾と連絡を取り合う為にケータイを取り出そうとした瞬間、その由美子の手を押さえつける者がいた。

渚だった。かずやにキスされたショックで、まだ小刻みに身体を震わせてはいたが、気はある程度落ち着いてはいる様だった。

「…やだっ!ボ、ボク、中和剤なんて飲まないからねっ!」

「えっ?」

「何故?訳をお姉ちゃんに言ってみて、渚君!?」

「…かずクンにあんな事をされて、本当に驚いた。でも、かずクンがボクに感染してくれたおかげでボク、勇気が出てきた。

…ボクにも今、好きな人がいる。どうしようか迷っていたけれど、その人に告白する事にした。

今日は愛菜ネエに、その相談をしに来たんだけれど、もう大丈夫…」


ririnra rinra

ririnra rin

ロリータ衣装に

隠された

渚君の 恋心とは?

悪魔の連鎖

poison kiss…