あれからしばらくが経ち、あたしの左腕は完全復活した。



あたしは1度家に帰った。


でもあたしはなんで、このタイミングで家に帰ろうと思ったのか……






「ただいま!」


ドアを開けてただいまを言った。



玄関には女物の靴があった。


兄貴の彼女のじゃない。



「兄貴〜?」



リビングを覗こうとしたら…


「来るなっっ!!」



兄貴が叫んだけど、遅かった。