隣のナイト幼なじみはヤンキー

「……疲れた。もぉ、帰って」


なに、それーっ!


「ヤダ、もうちょっといる」


「ワガママ」


「ワガママだもんっ!今まで知りたかったリキのこと、今日全部知りたい」


「……あっそ。全部とか、無理だろ」


うっ、そうなんだけど。


「じゃあ、ちょっとずつでいいから……。えっと、どこの塾に通ってるの?」


うつむき加減のリキは、あたしをチラッと見る。


その表情が、またたまんない。







「……行ってない」


「へっ!?え、だって……こないだも、制服着て出かけてたよねぇ」


「行ってる事に、なってるだけ」


「ウソぉ……」


「ウチの親、必要以上の金くれねーからな。塾代は遊びにまわしてる」


「そうなの!?」


「そ。親父はオレの教育には無関心だし、母親は……オレを信じてるからなぁ」