隣のナイト幼なじみはヤンキー

リキはベッドから降りて、服を着替え始めた。


「出かけるの?」


「おー……」


「ねぇ、昨日ってどこに行ってたの?」


「走りに」


「どこを?」


「色々」


「雷斗さんも一緒に?」


「……あぁ」






リキはあたしの質問に答えるのが、すごく面倒くさそう。


でも、聞きたいよ。


「昨日、雷斗さんも学校休みだったんだよね。ずっと……一緒にいたの?」


「まーな、昼から合流した」


「夜中まで二人っきり?」


「いや。グループが色々あってな。昨日は15台ぐらいで……と、花梨にこんな話したくねぇ」


リキはプイとそっぽを向いてしまった。