しばらくして、リキからメールがあった。


『帰った』


それだけなのに、キュンとなる。


服、どうしよう。


張り切り過ぎって思われたらイヤだから、普段通りの部屋着で行くことにした。


ご飯、また作ってって言われたら辛いなぁ。


……必殺、ピザ!だよね。ピザ屋のパンフ持って行こうっと。


準備万端?


リキのウチの玄関の前に立つと、リキが2階の部屋から顔を出してくれていた。


「メール送ってすぐじゃん。はぇ~な」


クックッて笑ってる。


……やっぱ、張り切ってるっぽい!?


いっ、いいもん。だって……かなり期待しちゃってるし。


久々にリキと、イチャイチャしたいもん。


……へへっ。


ダーッシュ!!


急いでリキの部屋までかけ上がった。