いろいろって、何!

へ、変なことじゃない、よね?!

思わず顔が熱くなる。



「南、まさか変なこと考えてる? 変態~」

「ち、ちがっ! 変なことなんて考えてないもん!」

「どうだか」



楽しそうな雄悟先生に、本気で嫌がることができない。

私はきっと、こういう日常を求めてたんだと思う。

何気ない日常を、先生と過ごしたかったんだ。



「ゆ、雄悟せ……くん」

「せってなんだよ」



笑いながらも私と目を合わせてくれる。



「好きです」

「俺も。好きだ」



雄悟くんが、穏やかに微笑む。

この時間が幸せで、仕方が無い。



雄悟くんの顔がゆっくりと近づいてくる。

あ、キスだ。

ドキドキしながらもそう思って、目を閉じる。

ああ、心臓が爆発しそうだ。

そして重なる、二つの唇……二回目の、キス。